税理士法人わかば
homekeyboard_arrow_rightお知らせ&コラム一覧keyboard_arrow_right

法人の決算対策はいつから始める? 

法人の決算対策はいつから始める? 

1. 結論:決算対策は「決算期の3ヶ月前(第9月)」から始めるのが鉄則

結論から申し上げます。法人の決算対策を本格的にスタートさせる最高のタイミングは、「決算期の3ヶ月前(12ヶ月決算であれば第9ヶ月目)」です。

なぜ「3ヶ月前」なのでしょうか。それには明確な理由が存在します。

  • 着地見込み(利益予測)の精度が高まる: 最初の8ヶ月間の確定データがあれば、残りの4ヶ月間の売上や経費を高精度で予測できるようになります。「最終的にいくら利益が出て、税金がいくらかかるか」のリアルな着地点が見えてきます。

  • 打てる手数が豊富に残っている: 期末ギリギリ(第12ヶ月目)になると、合法的に税金をコントロールするための手立てがほとんど残っていません。しかし、3ヶ月前であれば、未払計上の準備や各種共済への加入、設備投資の実行、従業員賞与など、選択できる節税策の幅が圧倒的に広がります。

町田税務署や相模原税務署への申告直前になって青ざめるのではなく、3ヶ月前の段階で「数字の着地点」を把握することが、デキる経営者の共通点です。

2. 期末ギリギリの「駆け込み節税」が会社を潰す理由

「税金を払うくらいなら、何か買い込んで経費にしよう」と、期末の間際にパソコンや備品を買い漁ったり、効果の薄い広告を打ったりする経営者がいます。しかし、これは節税ではなく、単なる「資産の切り売り」です。

  • キャッシュ残高の悪化: 例えば、税率を約30%とした場合、100万円の節税をするためには、原則として「約330万円の現金」を使って経費を作らなければなりません。手元に余分な買い物をした結果、納税は減っても口座の現金はそれ以上に激減します。

  • 融資審査での命取り: 日本政策金融公庫や地元の横浜銀行、きらぼし銀行、多摩信用金庫、さがみ信用金庫などの金融機関は、決算書の「現預金残高」と「本業の稼ぐ力(営業利益)」を最も重視します。無駄な節税で利益を押し潰し、現金を減らした決算書を出してしまうと、翌期の創業融資や追加融資の審査で一減点となり、資金調達の首を絞めることになります。

本当の決算対策とは、「税金を減らすこと」だけではなく「会社にどれだけ多くのキャッシュを残せるか」を追求することなのです。

3. 期中に仕込むべき!合法かつ効果的な決算対策スキーム

決算期(第9ヶ月目〜)から準備を始めて効果を発揮する、代表的な節税・財務対策を具体的に紹介します。

  • 短期前払費用の特例を活用する: 家賃や各種サービスの会費など、1年分の費用を年払いで一括先払いし、支払った期の経費(損金)として一括計上するルールです。町田・相模原で借りている事務所の家賃などを年払い化することで、手堅く経費を作ることができます。(※要件あり)

  • 経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済): 掛け金の全額を損金(経費)に算入でき、将来の取引先の倒産リスクに備えられる制度です。利益が出た期に一時的に現金をプールする避難場所として最適です。(※要件あり)

  • 「開業費」の任意償却をぶつける: 起業前の準備期間に個人で支払ったオフィスの準備費用、交通費、パソコン代などは「開業費」として資産計上できます。開業費は「好きな事業年度に、好きなだけ経費にできる(任意償却)」ため、利益が出そうな決算期に狙って一気に経費化し、法人税を狙い通り圧縮することができます。

4. クラウド会計で「試算表」をリアルタイム化する

「3ヶ月前から決算対策を始める」といっても、日々の経理データが滞っていれば、着地予測の立てようがありません。

2026年現在のスマートな経営において不可欠なのが、マネーフォワードやfreeeなどの「クラウド会計ソフト」のリアルタイム運用です。

  • インボイス・電帳法への対応と自動化: 法人口座や事業用クレジットカード、POSレジ等をクラウド会計と連携させ、日々の明細を自動で取り込みます。

  • 「見える化」による即決力: 常に最新の試算表がスマホで確認できる状態を作っておくことで、現在「消費税や法人税がいくら発生しそうか」をリアルタイムで追えるようになります。このデジタル化された財務基盤があって初めて、戦略的な決算対策が可能になります。

5. 町田市・相模原市の「特定創業支援」を活用し、固定費を削る

決算対策と同時に、創業期ならではの公的支援制度を活用して「会社自体の支出を直接削る」ことも忘れてはならない財務実務です。

町田市や相模原市が推進する国の認定制度「特定創業支援等事業」を活用し、創業セミナー等の受講を経て「証明書」を取得しましょう。

  • 設立コストの直接減税: 登記前に取得していれば、株式会社設立時の登録免許税が15万円から7.5万円に半額減税されます。

  • 制度融資の優遇: 自治体が保証料や利子の一部を補給してくれる地元の信用金庫などの制度融資を利用する際、通常よりも有利な低金利で資金を調達できます。

公的制度によって初期コストを抑え、低金利で調達した手元キャッシュを温存しておくことこそが、決算期の納税に慌てないための最も頑丈な「防壁」となります。

法人の決算対策はいつから始める?・完全要約

法人の決算対策を成功させ、会社に手元現金を残すための最重要ポイントは、「決算期の3ヶ月前(第9ヶ月目)から着地見込み(利益予測)を算出し、時間的余裕を持って合法的な節税・財務施策を仕込むこと」「期末ギリギリの『無駄遣いによる駆け込み節税』を避け、金融機関からの評価を落とさない『キャッシュの最大化』を最優先にすること」「短期前払費用や開業費の任意償却といった、手元資産を守りながら税金をコントロールできるスキームを活用すること」「クラウド会計ソフトを初期から導入して日々の試算表をリアルタイム化し、消費税や法人税の予測額を常に可視化すること」、そして「町田市・相模原市の『特定創業支援等事業』を活用して設立時の減税や制度融資の低金利メリットを引き出し、手元キャッシュの城を築いておくこと」の5点に集約されます。

決算とは、単なる年に一度の事務作業ではなく、過去1年間の経営を振り返り、次の1年間の資金戦略を練るための「最大の経営イベント」です。間違った節税で現金を減らしては本末転倒ですから、まずは町田・相模原エリアの創業・財務実務に強い税理士の無料相談などを活用し、あなたにとって最も現金が残る「完璧な決算スキーム」をプロの目で描いてもらうことから始めてみてください。

一覧に戻る

keyboard_arrow_right

Contact

お問い合わせ

お電話でのご連絡も大歓迎です。専門スタッフが親身になってお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

初回
無料相談

全国対応
可能

phone

042-729-6440

受付時間

平日9:00~18:00

mail_outline

メールでお問い合わせ