起業時にやりがちな税金の勘違い
1. 勘違い:起業前の支払いは経費にならない?
最も多いのが、「開業届や法人登記の前の支払いは自腹だ」という誤解です。
実は、起業準備のために使ったお金は「開業費」として、開業後の経費(繰延資産)に計上できます。町田のカフェでの打ち合わせ代、相模原のオフィスを探すための交通費、名刺やホームページの作成費用などはすべて対象です。
任意償却のメリット: 開業費は法人であれば「好きな時に、好きな金額だけ」経費化できます。赤字の1年目は経費にせず、利益が大きく出た3年目に一気につぎ込んで節税する、といった戦略的なコントロールが可能です。
領収書は捨てない: 1年前まで遡れるケースも多いため、準備期間の領収書は1円単位ですべて保管しておきましょう。
2. 勘違い:消費税は「2年間ずっと免税」だと思っている
「資本金1,000万円未満なら、最初の2年間は消費税を払わなくていい」という知識。これは半分正解ですが、半分は「2026年現在は通用しない危険な勘違い」です。
インボイス制度の壁: 取引先が課税事業者の場合、あなたが免税事業者のままだと「適格請求書(インボイス)」を発行できず、取引から排除されたり、値下げを要求されたりするリスクがあります。
特定期間の判定: 1期目の上半期の売上や給与支払額が1,000万円を超えると、2期目から課税事業者になります。「2年間は無条件で免税」と思い込んでいると、突然の納税通知に資金繰りがパンクしかねません。
インボイス登録による「あえて課税事業者になる」選択肢を、起業前からシミュレーションしておく必要があります。
3. 勘違い:利益が出なければ税金は0円?
「赤字なら税金はかからないから安心だ」というのも、法人の場合は当てはまりません。
個人事業主であれば所得がなければ所得税・住民税はかかりませんが、法人の場合は「法人住民税の均等割」という固定費が発生します。これは、たとえ赤字であっても、町田市や相模原市などの自治体に対して毎年最低約7万円を納めなければならないものです。
また、社会保険料の負担も忘れてはいけません。自分に役員報酬を払う場合、赤字であっても社会保険への加入は必須であり、その負担額は所得税以上に経営を圧迫することがあります。
4. 勘違い:町田・相模原の「創業支援」は自分には関係ない?
「公的な支援は手続きが面倒だし、自分のような小さな事業には関係ない」というのも大きな損失です。
町田市や相模原市の「特定創業支援等事業」の認定を受けると、驚くべき節税メリットがあります。
登録免許税の半額: 株式会社設立時の税金が15万円→7.5万円に減税されます。
融資の利子補給: 相模原市などの制度融資を活用すれば、利子の一部を自治体が負担してくれるケースもあります。
これらは「登記する前」「借入をする前」に動かなければ受けられない恩恵です。後から気づいても手遅れになるため、起業前の情報収集こそが最大の節税対策となります。
5. 勘違い:税理士は「確定申告の時だけ」探せばいい?
「まだ売上が少ないから、顧問税理士なんて贅沢だ」と考える経営者は多いですが、実は創業期こそ専門家の目が必要です。
届出期限の恐怖: 青色申告の承認申請など、期限を1日でも過ぎるとその年の節税枠を失う書類が複数あります。
正しい役員報酬の設定: 設立から3ヶ月以内に決めなければならない役員報酬。これを適当に決めたせいで、個人の税金と社会保険料で手元に現金が残らなくなるケースが後を絶ちません。
町田・相模原エリアに強い税理士であれば、地域の補助金情報や融資の傾向にも精通しています。「過去の計算」ではなく「未来のキャッシュを守る」ために、起業前から相談相手を持っておくことが、失敗しない起業の鉄則です。
まとめ:正しい「数字の知識」が町田・相模原での創業を成功させる
起業時にやりがちな税金の勘違いは、「開業前の出費(開業費)を経費化し忘れる」「インボイス制度や特定期間による消費税課税のリスクを見落とす」「赤字でも発生する法人住民税や社会保険料の負担を軽視する」「町田・相模原の自治体による登録免許税減税などの創業支援制度を使いこなせない」「税理士への相談を後回しにして、最適な役員報酬設定や届出期限を逃す」という5点に集約されます。
これらの勘違いを解消し、創業時から盤石な税務・財務体制を築くこと。それこそが、あなたが町田・相模原という素晴らしい場所で、長く愛される事業を継続させるための最短ルートです。
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